アジア最大級のデジタル医療イベント第1回「GITEX DIGI_HEALTH 5.0 Expo-Summit Asia」が2025年9月10〜12日の3日間、タイで開かれる。主催はドバイ世界貿易センター（DWTC）傘下のKAOUN International。メッセ・デュッセルドルフ・アジアが主催する医療機器の見本市「MEDICAL FAIR THAILAND」との同時開催となる。

GITEX DIGI_HEALTH 5.0は、東南アジアでデジタル医療が急成長していることを背景に開催が決まった。今回のサミットでは、医療やテクノロジー業界をリードする人物が一堂に会し、人口知能（AI）や遠隔医療、ブロックチェーンといったデジタル技術の進歩について議論する。同時に、これらのデジタル技術が東南アジアの医療サービスモデルを再構築する可能性について話し合うという。

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タイでは現在、医療ツーリズム産業が急成長しており、世界的な医療ツーリズムの中心地になろうとしている。そのタイで開催されるGITEX DIGI_HEALTH 5.0は、看護や介護をめぐる革新的な技術を知る上で良いチャンスとなるだろう。

メッセ・デュッセルドルフ・アジアのGernot Ringlingマネージングダイレクターは「GITEX DIGI_HEALTH 5.0はシンガポールからタイへとつながる戦略的な動きで、タイが世界的な医療ツーリズムの中心として急成長するのを後押しする」と強調した。

シンガポールでは2024年9月11日と12日の2日間、GITEX DIGI_HEALTH 5.0のシンガポールサミットと「MEDICAL FAIR ASIA」が同時開催された。25年4月には、アジア最大級のテック系イベント「GITEX ASIA」も開かれる。これらのイベントは、DWTCが打ち出すアジア市場拡大戦略の一環で、シンガポールはアジアのテック市場進出の入り口に位置付けられている。

（36Kr Japan編集部）

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