中国LiDAR大手のロボセンス、1〜3月はADAS向け低調で9.2%減収 ロボット向けは急成長

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中国のLiDAR大手「速騰聚創(RoboSense、ロボセンス)」が発表した2025年1~3月期決算は、売上高が前年同期比9.2%減の約3億3000万元(約66億円)だった。一方、粗利益率が11.2ポイント増の23.5%と大幅に上昇し、純損失は24.4%縮小して980万元(約2億円)となった。

LiDARの販売台数は10万8600台。先進運転支援システム(ADAS)向けは16.8%減の9万6700台で、売上高は3億600万元(約61億円)から2億2900万元(約46億円)に減少した。

ADAS向けの新型デジタルLiDAR「EM4」と「EMX」はすでに、世界の自動車メーカー5社の17車種に採用されている。同社はデジタルLiDARでレベル4の自動運転市場に切り込んでおり、世界の主な自動運転タクシー企業と自動運転トラック企業のそれぞれ9割以上を顧客に抱えているという。

ADAS向けが低調だった一方で、新たな成長の柱である汎用ロボット向けは、販売台数が183.3%増の1万1900台、売上高が87.0%増の7340万3000元(約15億円)と大幅に伸びた。同社は世界のロボット企業2800社余りと提携を結び、産業用倉庫や配送ロボット、商業清掃、鉱山向け無人ダンプトラックなど向けに製品を提供している。

中国LiDAR大手「Hesai」、1〜3月は46.4%増収 ADAS向けで4年連続世界一 

*1元=約20円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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