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中国の車載LiDAR大手「禾賽科技(Hesai Technology、ヘサイテクノロジー)」が発表した2025年1〜3月期決算は、売上高が前年同期比46.3%増の5億3000万元(約110億円)だった。GAAPベースの純損失は84%減の1750万元(約3億5000万円)に縮小し、非GAAPベースでは黒字となった。
LiDARの出荷台数は引き続き猛烈なペースで拡大し、231.3%増の19万5818台となった。うち先進運転支援システム(ADAS)向けは178.5%増の14万6087台だった。自社開発した半導体チップを搭載し、大幅なコストダウンを実現したことが奏功した。ロボット向けも649.1%増の4万9731台と爆発的に伸びた。
ヘサイテクノロジーは現在、国内外の自動車メーカー23社の120車種余りにLiDARを提供。欧州と日本の自動車大手や1次部品メーカー(ティア1)計4社と協業し、5つの検証・開発プロジェクトを共同で進めるなど、グローバル市場での存在感を一段と高めている。共同創業者の李一帆CEOは「仏調査会社YoleGroupの最新データによると、禾賽科技は4年連続で車載LiDARの世界売上高シェア1位となっている」と述べた。
4月には、スマート家電大手の追覓科技(Dreame Technology)傘下で芝刈りロボットなどを手がける「可庭科技(Kutting Technology)」と戦略的パートナーシップを締結した。12カ月以内に「JT」シリーズのLiDAR30万台を提供する計画だという。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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