中国ショートドラマ市場、映画興行収入超える衝撃成長 世界アプリ上位50の8割が中国発

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中国ショートドラマ市場、映画興行収入超える衝撃成長 世界アプリ上位50の8割が中国発

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深圳広播電影電視集団などがまとめた「2024年中国微短劇(ショートドラマ)産業研究報告」によると、24年の中国ショートドラマ市場の規模は505億元(約1兆円)に達し、初めて映画の年間興行収入を上回った。中国発のショートドラマ配信プラットフォームは海外展開も活発化しており、すでに東南アジアや米国では中心的な地位を確立している。

中国発ショートドラマアプリ、米国が最大の海外市場に。日本でも驚異の「シェア9割」

調査会社「点点数拠」とショートドラマ専門メディア「短劇自習室」によると、世界には431本のショートドラマアプリがあり、市場の98.45%をアプリ内課金の売上高上位50本のアプリが占めている。このうち、中国発のアプリが41本と全体の8割以上を占める。

調査会社「Insightrackr」が発表した海外ショートドラマ市場に関するリポートによると、2025年5月は中国発のショートドラマアプリ「DramaBox」「NetShort」「ReelShort」「GoodShort」などがダウンロード数および売上高で上位に入った。

ショートドラマアプリのダウンロード数ランキング
ショートドラマアプリの売上高ランキング

中国メディアによると、中国発ショートドラマ配信プラットフォームの海外事業の8割は依然として赤字だが、資本の大量流入は続いている。収益モデルは地域ごとに異なり、すでに北米や日本、韓国はアプリ内課金、東南アジアは広告が主な収益源となっているが、南米や中東は市場育成段階にある。現在は各社とも中国の人気作品をAI翻訳したり、デジタルヒューマンを主演に起用したりするなど、AI技術を活用してコスト削減と効率向上に取り組んでいる。

話題の中国発ショートドラマ、億単位で視聴されても儲からない実態。本当は「黄金の卵」か

*1元=約21円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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