ファーウェイ系EV「AITO」販売増も、セレスは上期赤字の見通し
中国の自動車メーカー、賽力斯集団(セレス・グループ)がこのほど発表した2026年上半期(1~6月)業績予想によると、経営面で一時的に圧力に直面し、純損益は15億~18億元(約360億〜約430億円)の赤字となる見通し。
同社は赤字の原因として、炭酸リチウムや金属材料、メモリーチップなど川上の原材料価格は上昇し、生産コストの増加をもたらしたと説明した。また、慎重な経営の原則に基づき、技術の進歩や車種のモデルチェンジ後に適合性が不足する既存資産の減損処理を行い、帳簿価額を調整したことも挙げた。
全体的に見て、同社の財務基盤は安定を維持し、現金準備も十分で、資産負債構造は健全である。技術研究開発や完成車生産などさまざまな戦略的投資を引き続き確保することが可能で、持続的で安定した経営能力とリスクヘッジの余地を備える。
業界の環境面では、1~6月の中国自動車市場は競争が激化した。下半期(7~12月)にハイエンドモデルが多く登場し、製品周期の短縮に力を入れることで、同社の業績には改善余地があると分析している。
生産・販売面では、1~6月の新エネルギー車(NEV)販売台数は前年同期比3.9%増の17万8800台だった。通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)と共同開発した高級新エネ車ブランド「問界(AITO)」シリーズの納車台数は10.2%増加した。製品面では、複数の新製品の販売が好調で、フルサイズSUV(スポーツタイプ多目的車)「問界M9」の新モデルは納車開始から3週間で販売が1万台を突破した。SUV「問界M6」は発売から54日で納車が3万台以上に上った。「問界M9 Ultimate領世」(ロングバージョン)はまもなく納車を開始し、「問界M8」マイナーチェンジモデルも順調に進展し、ハイエンド製品のラインナップは拡充を続けている。【新華社】