中国EV充電設備2300万基突破 新設の9割は個人向け、公共は減速
中国国家能源局(NEA)によると、2026年6月末時点の中国の電気自動車(EV)向け充電設備(充電コネクター)の総数は、前年同期比43.2%増の2305万7000基に達し、引き続き世界最大の規模を維持した。このうち公共の充電設備は22.3%増の500万9000基、個人向け充電設備は50.4%増の1804万8000基だった。高出力充電設備も18万基を超えた。
中国汽車工業協会(CAAM)によると、2026年上半期の新エネルギー車(NEV)販売台数は前年同期比7.3%増の744万6000台だった。うち、中国国内での販売台数は13.4%減の509万台、輸出は約2.2倍の235万5000台となった。
中国充電聯盟(EVCIPA)のデータでは、2026年上半期に新たに増えた充電設備は296万5000基だった。国内販売台数を基準にすると、新規充電設備と新車販売台数の比率は約1対1.7となる。新設された充電設備のうち、個人向けは267万3000基で全体の90.2%を占めた。一方、公共充電設備の増加数は29万2000基にとどまり、前年同期比43.5%減となった。現在、中国の充電ネットワーク拡大は個人向け設備が主にリードしている。
公共充電設備の増加ペースは大きく鈍化しているものの、実際の充電需要は引き続き急速に伸びている。国家能源局によると、2026年上半期の充電・バッテリー交換サービス業の電力使用量は前年同期比56.9%増の810億キロワット時(kWh)に達した。また、全国で整備された高出力充電設備はすでに18万基を超えている。個人向け充電設備の急速な普及と高出力急速充電設備の整備が進むなか、中国の充電インフラは規模拡大を続けている。その一方、業界の重点も設備数の増加だけでなく、充電速度や設備の利用率、運営・サービス能力の向上へと徐々に広がっている。
(36Kr Japan編集部)