ピザを焼き、荷物を運び、工場で働く 北京のロボット大会が見せた「展示の次」

中国北京市で23日までの5日間、最新のロボット技術を披露する「2026世界ロボット大会」が開かれ、国内外の主要企業300社余りから3000点以上の革新的な製品が出展された。

江蘇省蘇州市のロボット開発企業、優理奇機器人科技(蘇州)のブースでは、ピザを焼く車輪型双腕人型ロボットが注目を集めたほか、茶の給仕や水墨画の制作、ベッドメーキング、楽器演奏ができるロボットが展示された。

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広報担当の盧希喆さんは「科学研究や商品の仕分け、セキュリティーなどの機能を有したロボット製品を、国内だけでなく、ロシアや米国、インド、シンガポールなどの顧客にも納入している。今後もロボットの能力を拡張し、大規模な実用化を進めていく」と紹介した。

人工知能(AI)時代を迎え、中国のロボット産業は活力を呈している。中国は技術革新への取り組みや国際的なイノベーション協力を継続的に推進し、科学技術の研究開発と産業化のプロセスを加速させている。

会場の別のブースでは、北京銀河通用機器人の重量物運搬ロボット「Galbot S1」が、積み上げられた荷物の取り崩しから運搬、別の場所への積み上げまでの一連の作業を実演。周囲の変化を感知しながら、荷物の状態に応じて動作をリアルタイムで調整する能力を披露した。

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「Galbot S1」は既に車載電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)の生産ラインで本格稼働している。銀河通用は、上海汽車集団や北京汽車集団、ドイツのボッシュ、韓国の現代自動車などとも提携しており、製造現場へのエンボディド(身体性を持つ)AIのさらなる導入を推進している。

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初出展となった韓国企業ダイナミック・ソリューションの最高技術責任者(CTO)は、同社がブレーン・マシン・インターフェース(BMI)とウエアラブルロボットの分野に特化し、主に欧米市場で展開してきたと紹介。その上で、中国のロボット市場の急速な拡大やBMI分野での技術力向上を踏まえ、今後は中国企業との連携を強化し、広大な市場を開拓したいと意欲を示した。

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空気圧機器の研究開発・製造を手がける日系企業、SMC(中国)はここ数年、中国の複数のロボット企業と提携して、産業用ロボットの高度な自動化や柔軟な生産体制に向けて、変革と多様な機能をもたらしている。社員の張世紀さんは、今後も中国市場を深耕し、産業のスマート化をさらに推進していくと語った。

中国工業情報化部のデータによると、2025年の一定規模(主要事業の年間売上高2000万元、1元=約24円)以上のロボット企業の売上高は3000億元を突破し、過去5年間の年平均成長率は20%を超えた。今年上半期(1~6月)の売上高も前年同期比24.5%増の1655億元に達した。【新華社北京】

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