ファーウェイ、日本で顧客拠点が復活 秋葉原近くに「売らない」直営店
華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は10月23日、東京・秋葉原にほど近い場所に「HUAWEI 公式サービスセンター」を開設した。ファーウェイとして日本国内初となる直営の総合アフターサービス拠点だという。
広報担当者によると、同社は2023年まで日本に店舗を構えており、顧客と対面で向き合う場はそれ以来の復活となる。米国の制裁が始まった2019年以降、日本ではスマートフォンの新製品を発売しておらず、現時点で国内投入は難しいという。今回の拠点開設では、スマートウォッチなどの製品体験や購入後のサポートを充実させ、日本市場で顧客との接点を強化する。店内には、木村拓哉さんの大きなパネルでスマートウオッチをPRしている。

修理の受付やソフトウエアの相談に加え、10月21日に発表したばかりのスマートウォッチやイヤホンを発売前に試せる。商品の販売は行わず、近隣店舗やインターネット通販などでの購入を案内するという。ここで提供されるのは、保証期間の内外を問わない正規修理の受け付けで、内容によっては即日修理にも対応する。
ファーウェイが掲げるのは「安心して買える、快適に使える、困ったときも頼れる」の3つの価値だ。オープニングセレモニーで、日本・韓国リージョンプレジデントの賀磊(ハ・レイ)氏は「私たちのチームが常に大切にしているのは、『優れた製品には、優れたサービスが欠かせない』という考えだ」とあいさつした。
単なる修理窓口にはせず、スマートウォッチを買ったもののスマートフォンとのペアリングが分からない、健康管理やスポーツ機能をもっと活用したいといった相談にも、専門スタッフが実機を見ながら応じる。電話やチャットといったこれまでのサポートに、対面という選択肢が加わる。
ファーウェイはスマートウォッチ、イヤホン、ルーターを中心に展開しており、それぞれの製品群を、一か所で確かめられる拠点としたい考えだ。

本間ゴルフと共同開発した第2弾のウオッチ「HONMA×HUAWEI WATCH GT 6 Pro NEW」なども展示されている
店内はショールームのような作りで、スマートウォッチ、イヤホン、ルーターの最新製品とIPコラボ製品が並ぶ。目を引くのが、利用者自身が操作するレーザー刻印機だ。スマートウォッチ背面のケースなどに、アルファベットの文字(名前やイニシャル)、動物、星といった絵柄を入れられる。スタッフは使い方を教えるだけで、操作は利用者が行う。実演では数秒で刻印が終わり、濃度が薄ければ重ねて照射して調整できた。

秋葉原・神田は家電やガジェットを好む人が多く訪れる街だ。ファーウェイはこの立地を生かし、製品をより身近に、安心して使い続けてもらう拠点にしたい考えだ。店内では今後、オンラインセミナーや使い方講座も開く予定だ。ウェアラブル製品が初めてで不安という人が、購入後にそのまま立ち寄ってスタッフに質問できる場を目指すという。
(36Kr Japan編集部)