日産の南ア工場を継承、中国・奇瑞汽車 海外販売車の現地生産比率、年末に5割超へ
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中国自動車メーカー「奇瑞汽車(Chery、チェリー)」の常務副総裁、張貴兵氏は、海外向け販売車両のうち現地生産比率が年末までに50%を超える見込みだと述べた。現在は約48%だが、2027年には60%、30年には70%まで引き上げる。ロイター通信が伝えた。
張貴兵氏は、単に海外で車を売るための現地生産ではなく、雇用の創出や技術協力を通じて現地製造を主体としていきたいと述べた。欧州連合(EU)などが中国車に対する追加関税を課し、現地生産への要求を高める中、中国自動車メーカーは完成車輸出から海外生産へのシフトを急いでいる。
奇瑞汽車は中国の主要な自動車輸出企業の一つ。今年1~9月の累計輸出台数は前年同期比66.3%増の149万9100台で、9月単月は20万台を超えた。欧州、アフリカ、東南アジアなどに生産拠点を展開し、現地生産を本格化している。
奇瑞汽車は今年7月、日産自動車が南アフリカ・ロスリンに保有する完成車工場を引き継ぎ、設備の更新・改良に着手した。27年半ばの生産開始を目指す。同工場の従業員692人の雇用を維持することを約束しており、当初は小型SUV「瑞虎(Tiggo)4」をはじめとするSUVを生産する計画だ。27年下半期(7~12月)から段階的に生産台数を増やし、当初の年間生産台数は約1万5000台、全面稼働後は1シフト当たり年間5万台の生産能力を見込んでいる。
(36Kr Japan編集部)