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エネルギーサービスプロバイダ(ESP)である「能鏈集団(Newlink Group)」が、シリーズDで9億元(約137億円)を調達した。リード・インベスターは「中金資本(CICC)」傘下のファンド、コ・インベスターはスマートフォン大手のシャオミ(小米科技)、およびシリーズCで出資した既存株主の「愉悦資本(Joy Capital)」、「KIP中国(Korea Investment Partners China)」、「蔚来資本(NIO Capital)」。財務アドバイザーは「華興資本China Renaissance」が務めた。
2016年に設立された能鏈集団は、1700以上の都市をカバーするガソリン・電力一体型サービスネットワークを構築し、中国国内の人口10万人以上を擁する行政区の40%をカバーしている。能鏈集団によると、同社の運送業ドライバー向けガソリン供給プラットフォーム「団油」は2万余りのガソリンスタンドと、充電スタンドプラットフォーム「快電」は40万余りの充電スタンドと接続しており、それぞれ国内最大のプロドライバー向けプラットフォームとして、4億近いカーオーナーにサービスを提供している。また同社の「能鏈SaaS」は1万以上のガソリンスタンドにエネルギー小売端末のSaaSサービスを提供している。
資金調達後、能鏈集団は「能鏈雲」事業を立ち上げ、クラウドサービスを通じガソリンスタンドおよび充電スタンドのデジタル化アップグレードを実現させるとのこと。
能鏈集団が提供した資料によると、2019年末時点における同社の年換算GMV(流通取引総額)は500億元(約7659億円)に達し、デジタルエネルギー分野で首位に立っている。2020年末までに、同社の年換算GMVは1000億元(約1兆5318億円)に達すると見込まれている。大規模ECのカテゴリーでは、同社は中国国内でトップ10に入っている。
(翻訳・浅田雅美)
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