10億人以上ユーザーを抱えている中国のスーパーアプリ「微信（WeChat）」の発表によると、2021年のWeChatミニプログラム（小程序）のDAUは4億5000万人だった。前年比32%増となる。

ミニプログラムを介し、累計7億人以上が医療サービスを利用し、毎日1億人以上が行政サービスを利用したという。また、ミニプログラムを用いて決済を行ったユーザーは80%増加、客単価も大幅に上昇した。さらに、マネタイズの規模も90%拡大し、その9割は中小業者により牽引されている。これは、ミニプログラムのエコシステムが健全に成長しているという傾向を示している。

このような、ミニプログラムユーザーのアクティブ率の高さは、微信の膨大なユーザー基盤と大きく関係している。2021年第3四半期（7～9月）、WeChatを含めた微信の月間アクティブアカウント数は前年同期比4.1%増となる12億6000万人に達した。すなわち、中国でほぼ全ての人が微信のアカウントを1つ持っているということになる計算だ。

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