アートトイのPOP MART 21年の売上高7割増も株価は下落

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

短信

アートトイのPOP MART 21年の売上高7割増も株価は下落

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

アートトイの企画・販売を手掛ける中国の「POP MART(泡泡瑪特、ポップマート)」は3月28日、2021年通期の決算を発表した。売上高は前年比78.7%増の44億9000万元(約860億円)、調整後の純利益は69.6%増の10億200万元(約190億円)だった。

売上高成長率は、18年が225.49%、19年が227.19%と順調に伸びていたが、20年は49.31%に落ち込んでいた。21年は78.67%とやや回復した。一方、売上高総利益率(粗利益率)は20年の63.4%から61.43%に下落した。製品の品質向上と原材料費の高騰などが響いたとみられる。

POP MARTの販売チャネルは多様で、実店舗や自動販売機といったオフラインでの小売販売のほか、オンライン販売、卸売などがある。21年は、初めてオンライン販売での売上高が実店舗を上回った。

株式取引時間中に開示された決算の内容を受け、28日の株価は一時10%超下落し、30香港ドル(約467円)を割り込んだ。その後、31香港ドル(約482円)で取引を終え、時価総額は434億6000万香港ドル(約6760億円)となった。

POP MARTは今年、海外市場における販売チャネル拡大に力を入れる方針だという。同社は現在、日本、韓国、米国、カナダ、英国、シンガポールなど、23の国と地域で事業を展開している。

(36Kr Japan編集部)

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録