ショート動画アプリ「快手（Kuaishou）」を運営する「快手科技（Kuaishou Technology）」が11月21日、2023年7〜9月期決算を発表した。売上高は前年同期比20.8％増の279億5000万元（約5870億円）と市場予測を上回った。

事業別の売上高は、オンラインマーケティングサービス（広告）が26.7％増の146億9000万元（約3080億円）で全体の52.6％を占めた。ライブ配信は8.6％増の97億2000万元（約2040億円）、電子商取引（EC）を含むその他サービスは36.6％増の35億4000万元（約740億円）だった。ECサービスの流通取引総額（GMV）は30.4％増の2902億元（約6兆円）となった。

調整後の純利益は前期比17.8％増の31億7000万元（約670億円）と黒字幅が拡大した。前年同期は6億7000万元（約140億円）の赤字だった。

快手のアプリのユーザー規模は過去最高を記録し、平均DAU（1日当たりのアクティブユーザー数）は前年同期比6.4％増の3億8700万人、平均MAU（1カ月当たりのアクティブユーザー数）は9.4％増の6億8500億人となった。

中国、ライブコマースで不動産売買。ショート動画「快手」、22年のGMVは約2000億円達成

＊23年11月27日のレート（1元＝約21円）で計算しています。

（36Kr Japan編集部）