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中国電気自動車(EV)最大手の比亜迪(BYD)はこのほど、4隻目の自社専用自動車運搬船「比亜迪深圳(BYD SHENZHEN)」を就航した。現在のところ自動車専用運搬船としては世界最大のRORO船(自動車を自走して積み込む船)で、全長219m、船幅37.7m、最大9200台を積み込める。世界的なRORO船不足が続くなか、BYDは自社船で中国の新エネルギー車(NEV)の国際化を加速させると説明した。
BYD1隻目のRORO船「比亜迪探検者1号(BYD EXPLORER NO.1)」 は2024年1月に就航し、すでにスペインやドイツなど欧州への複数回の航海を終え、ブラジルにも寄港している。同年12月初旬には2隻目の「比亜迪常州(BYD CHANGZHOU)」が、25年1月には3隻目となる最大積載5000台の「比亜迪合肥(BYD HEFEI)」が就航している。
BYDは販売台数を急速に伸ばしており、2024年の販売台数は前年比で41.3%増の427万台となった。うち、乗用車の海外販売台数は72%増の41万7204万台だった。BYDは25年の販売台数が550万台に達すると見込んでいる。
BYDは海外事業の拡大を積極的に進めている。2025年1月には韓国乗用車市場に本格参入し、2月中に第1弾モデルとなる「ATTO 3」の納車を開始する予定となっている。また、4月には日本市場向け乗用車の第4弾として「SEALION 7」を投入する計画だという。
(36Kr Japan編集部)
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