空気中のCO2から燃料生産 中国「碳生万物」、CATLなどから資金調達
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空気中から二酸化炭素(CO2)を回収して燃料へ変換する上海の「碳生万物(CARBONOLOGY)」がこのほど、シリーズAによる資金調達を完了した。高榕創投(Gaorong Ventures)、博遠資本(BioTrack Capital)および既存株主の黄河三角州投資(Yellow River Delta Investment Management)が主導し、新たに車載電池最大手・寧徳時代新能源科技(CATL)や太陽光蓄電システム大手・陽光電源(Sungrow Power Supply)なども参加した。
調達した資金は、同社が寧夏回族自治区で進める1000トン級DAC(Direct Air Capture、直接空気回収技術)のパイロットライン建設、e-SAF(グリーン水素と二酸化炭素から合成する持続可能な航空燃料)製造プロセスのスケールアップ、コア技術の高度化、世界トップレベルの人材採用などに充てられ、技術実証から本格的な商業化への移行を加速する。
碳生万物は2024年に設立された。創業者の任宇翔氏はテスラで事業開発担当副社長を務めた経歴を持つ。二酸化炭素の変換・回収・貯留(CCS)などの新エネルギー・新材料技術の研究開発に取り組み、研究開発から工業規模へのスケールアップまで一貫して対応できる体制を備えている。
現在は1000トン級DACのパイロットプロジェクトを急ピッチで進めており、来年には新疆ウイグル自治区や内モンゴル自治区など風力・太陽光資源に恵まれた地域で、1万トン級の商用プラントを建設する計画だ。
(36Kr Japan編集部)