4月23日、シャオミ（小米集団）は、総額6億ドル（約644億円）規模の10年物ドル債発行を発表した。利率は3.375%。今回の債券発行は、米国証券規則144A / レギュレーションSに基づき、全世界で行われた。オーダーブックは記録開始後1時間で20億ドル（約2149億円）を上回り、最終的に51億ドル（約5480億円）に達し、8.5倍の応募超過となった。

シャオミが発表した2019年通期の決算によると、2019年12月31日現在、同社の現金準備額は660億元（約1兆円）、営業活動によるキャッシュフローは238億元（約3611億円）で、今のところ、短期的なキャッシュフローへの備えは充分だ。しかし新型コロナウイルスの世界的な流行拡大が続き、原油価格の暴落が経済変動を助長していることから、市場が不安定になっており、シャオミも事前に準備を進めている形だ。