中国通信キャリア大手の「中国移動（チャイナモバイル）」がこのほど、Apple App Storeで新サービス「5Gメッセージ（5G消息）」をリリースした。同サービスは、国際RCS規格に基づいた、新型のコミュニケーションアプリで、テキスト、写真、音声、動画、地理的位置情報などのリッチメッセージが送信できる。

今年4月8日、中国移動、「中国電信（チャイナテレコム）」、「中国聯通（チャイナユニコム）」の3大通信キャリアは共同で5Gメッセージサービスを推進していくとの声明を発表した。それを受けてファーウェイ、OPPO、vivo、Xiaomi、ZTEなどのスマホメーカーが5Gメッセージの商用化を支持する意思を表明した。

5Gメッセージは、従来のSMSサービスをリッチメディアにしたもので、テキストのほか、画像、音声、動画、位置情報、連絡先などを送ることができる。5Gメッセージが実用化されれば、高速通信と低遅延という特徴により、これまでアプリを使う必要のあったサービスが、SMSだけで利用できるようになる。