アリババ、旷視科技(メグビー)の6億ドル資金調達に参加予定
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曠視科技は商湯科技(Sense Time)と「同業の兄弟」になるかもしれない。
ブルームバーグ社の報道によると、アリババは旷視科技の6億ドル資金調達に加わろうとしている。36Krが旷視科技に確かめたが、ノーコメントと返ってきた。しかし、36Krが把握したところでは、旷視科技による新ラウンドの資金調達はすでに決まっており、今月の下旬に公表される見込みである。
旷視科技が獲得した6億ドルは、商湯科技が3か月前に完成したCラウンドの金額と一致し、後者の資金調達はアリババがリード投資、蘇寧電器が共同投資を行った。
ブルームバーグ社の報道では今回の資金調達が6億ドルにのぼり、外部は旷視科技の現在の営業収入状況から見るとこの金額が明らかに高すぎると考えている。注目すべきことに、ラウンドCでの融資が4.6億ドルの時に、この資金調達金額が大きすぎることに疑問を呈した人が少なからずいた。これに対して、旷視科技創業者兼CEO印奇曽氏は「実際のところ、会社はこんなに多くのお金を必要としていないが、資金調達はある意味では旷視科技が業界におけるリーダーシップを証明し、更に業界でより正確な評価基準を樹立することにも繋がる。」と語った。
もし調達金額が事実だとしたら、旷視科技は自分の業界における地位を明らかに証明することができた。これ以外に、投資家から見ると、旷視科技は明らかに業界内の寵児である。これまでに、旷視科技は2回アリババからの投資を得ている。消息筋によると、テンセントも狙っていた。2017年11月に、旷視科技がラウンドCで4.6億ドルの資金調達を終えた時に、投資家にはアント・フィナンシャル会社の存在があった。このラウンドの資金調達が完了した後に、旷視科技は具体的な資産評価を明らかにしていない。しかし、今年6月に旷視科技の幹部はこの会社価値が20億ドルをすでに超えていると漏らした。
このトレンドは、中国3大インターネット企業BATが積極的にAI分野での布石を敷いていることを表している。Baiduの投資家がAIの今後の可能性に目を付けていて、テンセントはAIの業界カバレッジを狙い、アリババの投資戦略はテクノロジー志向であることがはっきりしている。下のグラフが示す通り、旷視科技、商湯科技、寒武紀科技、思必馳などのAI企業のコア業務がすべてAI関連の技術開発であることが、この説を裏付けている。

36Krがここ数年でのアリババの主要投資AI企業を整理した資料を公開する。
アリババの投資先がテクノロジー企業に偏っているだけではなく、更に2017年10月11日にアリババ達摩院を設立し、3年間1000億を投資し最先端テクノロジー研究を行う計画を立てていて、その中でのAI技術が比較的に大きな割合を占めている。
中国3大インターネット企業BATが積極的にAI分野での布石を敷いていることは、AI業界が大きな発展潜在力を持っていることを示している。
現在、技術が成熟し続けているのに伴い、AI分野がもう一つの投資ブームを迎えようとしている。北京清華大学が公表した「中国人口知能発展レポート2018」によると、2017年におけるワールドワイドでの年間人口知能資金調達規模が395億ドルで、1208件の資金調達ケースにのぼり、その内中国における資金調達総額が277.1億ドルで、369の案件である。グローバル規模の70%と31%をそれぞれ占めている。
しかし、投資が過熱してはいるが、依然としてAI技術の方向性が不透明で、成熟したビジネスモデルを形成できていない。これでは投資が過熱したAIプロジェクトはお金をドブに捨てるような遊びだと思われる。億欧智庫(Yiou Intelligence)が発表した「2018年中国人口知能ビジネスの着地に関する研究レポート」によると、中国AI企業は多くの資金調達ができているが、その90%が失敗している。今年は倒産ラッシュを迎える可能性がある。