湖南省張家界に「メタバース研究センター」設立 観光業のデジタル化目指す

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【新華社長沙11月24日】中国の観光名所、湖南省張家界市武陵源区はこのほど、観光産業における「メタバース」(インターネット上の仮想空間)の応用を探求し、地元観光経済のデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進するために、「張家界メタバース研究センター」を設立すると発表した。

今年7月、同区は観光高品質DX作業指導グループを発足、インターネットやビッグデータ、クラウドコンピューティング、人工知能(AI)、ブロックチェーンなどを利用して、観光サービスの向上と観光イノベーションの加速を図っている。

同センターの関係責任者は「新型コロナウイルス感染症の流行以来、観光を基幹産業とする張家界は試練に直面している」と指摘。コロナの影響で人々のインターネット利用時間が大幅に増え、ライブ配信や短編動画、オンラインツアーなど、デジタルツーリズムの形態が徐々に登場してきたと述べ、観光産業発展のためにメタバースの活用を徹底的に研究し、観光のDXを理論的、技術的に支えていくとの考えを示した。

同センターは今後、フォーラムの開催やオープンプラットフォームの開設などにより、優秀な人材と先進技術を導入し、観光の実体経済とデジタル製品、仮想空間経済の融合発展の促進に努めていくという。(記者/張格)

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