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中国の著名起業家、羅永浩氏が設立したAR(拡張現実)企業「細紅線(Thin Red Line)」が、エンジェルラウンドで約5000万ドル(約70億円)を調達した。調達後の評価額は約2億ドル(約280億円)となった。リード・インベスターは生活関連サービス大手「美団(Meituan)」傘下の「龍珠資本(Dragonball Capital)」。コ・インベスターには「藍馳創投(BlueRun Ventures)」、レノボ・キャピタル・インキュベーター・グループ(聯想創投)、マトリックス・パートナーズ・チャイナ(経緯中国)、ATM Capital、ドローン大手DJI(大疆創新)傘下の投資会社「深圳大疆創新投資管理」などのほか、シャオミ(小米科技)の共同創業者・黎万強氏などテクノロジー業界の著名人が名を連ねる。
2022年6月に設立されたThin Red Lineは、スマートフォンに次ぐ次世代パーソナルコンピューティングデバイスのプラットフォーム構築に注力している。羅氏は以前、ARこそが次世代コンピューティングプラットフォームだと信じていると発言していた。同氏はまた、ハードウエアチームはエンジニアサンプルを毎年1機種開発するが、原則として社内での開発用に限定し、商品化の条件と全体的な環境がおおむね整った段階で販売を開始する方針を明らかにしている。
(36Kr Japan編集部)
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