ネット配車「DiDi」の自動運転子会社、シリーズCで約450億円を調達 ロボタクシーの商用化を加速

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中国配車サービス最大手の滴滴出行(DiDi Chuxing)の自動運転子会社「滴滴自動駕駛(DiDi Autonomous Driving)」がこのほど、シリーズCで2億9800万ドル(約450億円)を調達した。中国自動車大手の広州汽車集団(GAC Group)が出資を主導し、滴滴出行も参加した。調達した資金は、自動運転技術の開発のほか、同社初の量産型ロボタクシー(自動運転タクシー)の商用化に充てられる。

滴滴の自動運転部門は16年に設立された。自動運転技術の開発や応用、関連事業の開拓に注力し、19年8月に滴滴自動駕駛として分社化した。同社はすでに、上海市や北京市、米カリフォルニア州などで自動運転の公道走行試験ライセンスを取得している。

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滴滴自動駕駛は23年4月、ロボタクシーのコンセプトカー「DiDi NEURON」を発表。翌5月には広州汽車傘下の電気自動車(EV)メーカー、広汽埃安新能源汽車(GAC Aion New Energy Automobile)と合弁会社「広州安滴科技(Guangzhou Andi Technology)」を設立し、自動運転EVの量産を共同で推進している。広州安滴科技はすでに当局の事業許可を取得しており、25年までにレベル4の自動運転EVの量産を目指すという。

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*1ドル=約152円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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