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中国は11日、海南省の文昌宇宙発射場から新型ロケット「長征10号」を打ち上げ、低空飛行実証を行うとともに、次世代有人宇宙船「夢舟(むしゅう)」の最大動圧点(空気抵抗が最も大きくなるポイント)における緊急脱出試験に成功した。
今回の試験は、「長征10号」の係留点火試験、「夢舟」のゼロ高度脱出飛行試験、月面着陸機「攬月(らんげつ)」の着陸・再離陸総合試験に続くもので、開発段階における新たな飛行試験となる。中国の有人月面探査プロジェクトの研究開発が重要な段階的成果を収めたことを示している。
中国有人宇宙プロジェクト弁公室によると、今回の試験は新型ロケット、新型宇宙船、新設の発射台およびロケット、宇宙船の海上回収という新たなミッションなど多くの注目点がある。ロケットと宇宙船はいずれも試作段階の機体だ。ロケットは事前に静的燃焼試験を2回実施した。宇宙船の帰還カプセルは事前にゼロ高度脱出試験を行った。今回の試験に向け、関連する試験機材は再使用できるよう改造した。文昌宇宙発射場は建設しながら運用する方針の下、さまざまな困難を克服して予定通りの試験実施を確保した。着陸場システムは宇宙船帰還カプセルの初の海上着水回収のための技術的難題に焦点を絞り、訓練と演習を実施した。
午前11時、地上試験指揮センターが点火指令を発出し、ロケットが打ち上げられた。最大動圧点の脱出条件に達すると、宇宙船はロケットからの脱出指令を受信し、分離・脱出を実施し、成功した。第1段ロケットおよび宇宙船帰還カプセルはそれぞれ手順通りに制御下で安全に予定海域に着水した。
今回の試験は「長征10号」初の試作段階における点火・飛行であり、中国初の宇宙船の最大動圧条点における緊急脱出試験、有人宇宙船の帰還カプセルと第1段ロケットの海上着水、また文昌宇宙発射場の新設発射台で打ち上げられた初の試験。試験の成功は第1段ロケットの上昇と回収部の飛行、宇宙船の最大動圧点における緊急脱出試験と回収の機能・性能を検証し、各システム間の関連インターフェースの適合性を検証し、今後の有人月探査ミッションに向けた貴重な飛行データと経験を蓄積した。【新華社文昌】
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