AIインフラの「心臓」握る中国 変圧器輸出36%増、世界供給シェア6割に

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人工知能(AI)の活用拡大を背景に、データセンター建設や超高圧送電網の整備、再生可能エネルギーの系統接続など、AIインフラへの投資が世界的に加速している。これに伴い、高出力で安定した電力供給への需要が急速に高まっており、変圧器はコンピューティング・クラスターやデータセンターを支える基幹部品として、その重要性を増している。

中国のAIバブルが生む“建設特需”⋯データセンターで荒稼ぐ人々

一方、現地の生産能力が限られる欧米では変圧器の納期が長期化しており、世界的な供給不足が顕在化している。こうした状況を背景に、中国メーカーは整備されたサプライチェーンと高い量産能力を武器に、海外からの受注に迅速に対応し、存在感を高めている。

中国中央電視台(CCTV)によると、中国の変圧器関連企業は約3000社にのぼる。2025年の変圧器輸出総額は前年比約36%増の646億元(約1兆4000億円)に達した。中国の業界団体「中国電力企業連合会電力設備分会」の蔡義清事務長は、中国は世界最大の変圧器生産国であり、世界で最も充実した生産体制を構築していると指摘。関連する製品の生産能力は世界全体の約6割を占め、継続的な技術革新により、その技術レベルは世界トップ水準にあるという。

AIとEVの時代、中国はなぜ“世界一の電気大国”になれたのか

*1元=約22円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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