DeepSeekを動かすAIチップ——推論GPU特化の中国新興、230億円調達でユニコーン入り

中国の人工知能(AI)推論GPU企業「曦望(Sunrise)」がこのほど、10億元(約230億円)超を調達し、評価額が100億元(約2300億円)を突破したと発表した。これにより、中国の純粋な推論GPU分野初のユニコーン企業となった。

曦望は中国のAI大手「商湯科技(センスタイム)」 から独立してからわずか1年余りの間に、7ラウンドで総額約40億元(約920億円)を調達した。今回調達した資金は主に、第3世代の推論GPU「啓望S3」の量産出荷、新たなソフトウエアエコシステムの構築、ならびに後続のチップ「S4」「S5」の研究開発に充てられる。

同社は既に3世代にわたる推論GPUの開発を終え、数万個規模のGPUを量産展開。これにより、チップ設計から量産、ソリューション提供までの一貫した体制を構築した。

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2026年1月に発表されたフラッグシップ製品である啓望S3は、大規模モデルの推論処理に特化して設計されたGPUで、実際の推論負荷(ワークロード)を想定し、チップのアーキテクチャ、ストレージシステム、インターコネクト方式にいたるまで、システムレベルで設計したものだ。S3は「DeepSeek V3 / R1」など主要モデルの推論で、1トークンあたりの推論コストを前世代比で約90%削減したとされる。

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*1元=約23円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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