中国EV「Xpeng」、ロボタクシー参入表明から8カ月で実現 CEO自ら初乗車
中国ネット大手の百度(バイドゥ)傘下の「蘿蔔快跑(Apollo Go、アポロ・ゴー)」、小馬智行(Pony.ai)、文遠知行(WeRide、ウィーライド)などの自動運転企業が自動運転タクシー(ロボタクシー)の商用化を加速させる中、電気自動車(EV)メーカー「小鵬集団(Xpeng)」も正式にこの競争に加わった。
同社の何小鵬・最高経営責任者(CEO)は7月9日、自身が自社ロボタクシーのクローズドベータテストで最初の利用者となり、アプリでの配車から実際の乗車に至る一連のプロセスを初めて体験したと自身のSNSで投稿した。
小鵬は2025年11月に初めてロボタクシー事業への参入を公表した。今年1月には広州市でのスマートコネクテッドカーの公道試験許可を取得し、継続的な試験走行を開始、5月には最初の量産車両がラインオフした。今回の全プロセス検証は、プロジェクトの正式発表からわずか8カ月で実現した。
情報によると、同社のロボタクシーの車種は小鵬のフラッグシップSUV(多目的スポーツ車)「G9」をベースに開発されており、中国初のフルスタック自社開発技術を採用し、生産段階からロボタクシー仕様で製造された車両だ。車両には自社開発のAIチップ「図霊(Turing)」を4基搭載し、演算能力は合計3000TOPSに達する。また、大規模第2世代VLA(視覚・言語・動作)モデルを搭載し、レベル4自動運転のシーン向けに開発されている。
コックピットについては、プライバシーガラス、ゼログラビティシート、後部座席用大型エンターテインメントスクリーンを装備する。また、車載AI音声アシスタント「小P(Xiao P)」を通じてエアコンなどの機能をコントロールできるため、自動運転時の乗車体験をさらに向上させている。
何CEOは、今後はテスト体験の対象を順次社内スタッフへ広げ、将来的には広州市民や観光客向けにも同ロボタクシーの乗車サービスを提供する計画であるという。
(36Kr Japan編集部)