中国UBTECH、日韓から人型ロボット受注 海外契約11億円超

中国の人型ロボット(ヒューマノイド)大手「優必選科技(UBTECH Robotics)」はこのほど、日本、韓国、欧州の顧客から相次いで受注し、海外での受注額が5000万元(約11億5000万円)を超えたと発表した。

受注したのは、商用サービス向けの人型ロボット「Walker C1」や、人間に近い外観を持つ「UWORLD U1」シリーズなど。具体的な顧客名や国・地域別の受注額は明らかにしていない。

ドイツで開催された「IFA 2026」で、UBTECHが欧州の顧客と契約を締結

UBTECHはこれまで、中国国内の自動車工場などを中心に産業用人型ロボット「Walker S」シリーズの導入を進めてきたが、足元では海外展開を加速している。欧州では7月、ドイツ語圏の販売パートナーを通じて数十台を受注し、独小売り大手ROSSMANNの物流拠点などへの導入を進めている。

日本市場との接点も増えている。2025年大阪・関西万博では「Walker C」が中国館の案内役として採用されたほか、今年6月に発表した新型「Walker C1」も日本で取り扱いが始まった。日立製作所の中国法人とも提携し、産業用「Walker S2」をエレベーター製造現場などで試験的に導入している。さらに、ホンダトレーディングの中国法人もUBTECH傘下企業と戦略的な協業契約を結び、製造・物流現場でヒューマノイドや自動搬送機器の活用を進める。

深圳発ロボット企業、日本進出ラッシュ 大阪万博が契機に(上)

中国UBTECH、ホンダトレーディングと提携 人型ロボットの製造・物流現場導入を加速

UBTECHの2026年1〜6月期の売上高は前年同期比104.2%増の12億7000万元(約290億円)。人型ロボットの販売台数は2.7倍の1万6123台となり、うちフルサイズの人型ロボットは921台だった。中国国内で量産を拡大する一方、日本や欧州など海外市場での商用化にも軸足を広げている。

ヒューマノイド生産、10分に1台 中国UBTECH、「ロボットがロボットをつくる」工場稼働

*1元=23円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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