バイトダンス、証券事業を売却 華林証券と合意

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【新華社北京2月24日】中国の証券会社、華林証券は21日、ショート動画TikTok(「中国版「抖音」)を展開する北京字節跳動科技(バイトダンス)傘下の証券アプリ「海豚股票」事業の取得協定に調印し、同アプリを運営する北京文星在線科技(文星在線)を譲り受けると発表した。

取引完了後、バイトダンスは同アプリの運営と関連する証券事業から手を引き、華林証券が同アプリのユーザーに向けてサービスを提供することになる。

昨年9月、一部報道でバイトダンスが傘下の証券事業を売却し、今後は証券事業から撤退する方針を明らかにしたと伝えられた。今回の売却はその内容を裏付けるものとなった。

バイトダンスの関係者によると、海豚股票アプリと文星在線以外の証券事業および運営主体についても、潜在的な取引相手との接触、もしくは社内での事業中止プロセスが進行中で、同社は証券事業を完全に切り離す方針だという。

華林証券は老舗の証券会社で、1988年創業の江門証券が前身。2003年2月の増資後、現在の社名に変更し、19年初めに深圳証券取引所に上場した。同社の林立董事長は21年以降、さまざまな場で繰り返し、フィンテック企業への転換戦略を全面的に推進していると明らかにしてきた。顧客中心で科学技術駆動型、取引を基盤に敏捷さを特徴とするフィンテック会社を目指すという。今回発表されたバイトダンスの証券事業取得に関する公告でも、目的はフィンテック転換戦略を加速するためだと説明している。

中国バイトダンスが投資チームを突然解散。規制影響の見方も

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