中国LCCの春秋航空、上海-大阪の片道航空券を「約160円」で売り出し “閑散期の需要喚起で”

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新型コロナウイルス禍が明け、日本を訪れる中国人観光客数が大幅に回復している。そんななか、中国の格安航空会社(LCC)春秋航空(Spring Airlines)が上海-大阪線の片道航空券を驚きの低価格で売り出し、話題を呼んでいる。

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あるネットユーザーは、3月中旬に訪日するため春秋航空のサイトで上海浦東国際空港-関西国際空港線の航空券をチェックすると、最も安い日の片道航空券がわずか8元(約160円)となってることを発見し、我が目を疑ったという。

春秋航空によると、閑散期の航空券需要を喚起するためのキャンペーン価格だという。春節(旧正月)の大型連休に伴う海外旅行シーズンは終わり、日本の桜の季節まではまだ間がある。上海発日本行きの片道航空券をキャンペーン価格で放出しても、復路と合わせれば閑散期の航空券売上高の向上につながる。

柔軟なマーケティング戦略により、春秋航空は航空機の高稼働率と高搭乗率を実現し、売上高の増加を維持している。2023年の搭乗者数は延べ2400万人を超え、搭乗率は89.4%に達した。売上高は21億〜24億元(約440億〜500億円)と中国の航空会社でトップに立った。同社は、単一の機種・単一の座席クラスに限定することで、他社よりも圧倒的に低い航空券価格を実現している。

注意しなければならないのは、航空券の価格だけ払えば飛行機に搭乗できるわけではないことだ。チケット予約サイトでは、上海-大阪線の片道航空券代が大きな文字で「8元」と表示されている下に、小さな文字で「税金402元(約8400円)」と書かれている。しかも、LCCの場合は手荷物が一定の重量を超えると重量超過料金を支払う必要がある。

前述のネットユーザーは、キャンペーン価格で8元の航空券を買ったとしても、税金と手荷物20キロ分の料金を加えれば、上海-大阪間の往復に890元(約1万9000円)かかってしまうと投稿し、注意喚起した。8元という激安価格は、単なるマーケティングのトリックと見ることもできる。

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*2024年2月24日のレート(1元=約21円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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