世界のスマート製品を陰で支える中国ODM大手・華勤技術、2025年通期は増収増益  香港重複上場へ

スマート製品の設計・製造受託(ODM)で世界最大手の華勤技術(Huaqin Technology)が、2025年12月期決算を発表した。売上高は前年比56.0%増の1714億3700万元(約4兆円)、純利益は38.6%増の40億5400万元(約950億円)と、いずれも過去最高を更新した。

「黒衣の巨大工場」——表舞台には出ないが、世界中のスマート製品を陰で支える存在としてこう称される同社は、サムスン電子、アマゾン、Xiaomi(シャオミ)、OPPO、vivoといった世界のテック大手を主要顧客に持つ。スマートフォン、タブレット、サーバーなど幅広い製品群を手がけるほか、近年はAIコンピューティング、ロボティクス、車載電子機器といった成長分野への注力も強めている。

コンサルティング会社の灼識諮詢(CIC)によると、2024年の出荷台数ベースで同社は世界最大のコンシューマー電子機器ODMメーカーであり、市場シェアは22.5%に達する。カテゴリー別でもタブレットとウェアラブル端末で世界首位、スマートフォンで世界2位、ノートパソコンで中国首位を誇る。データインフラ事業でも、2024年の中国国内売上高で第6位(シェア5.0%)に位置している。

資本市場への布石も着実に打っている。2026年2月には香港証券取引所への重複上場に向けたヒアリングを通過した。同社は2023年8月に上海証券取引所へ上場済みで、現在の時価総額は約1003億5400万元(約2兆3400億円)に達する。

世界のハードウエアを制する中国、スマホ・家電・EVからロボットまで

*1元=約23円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

日本企業のDXを促進するプラットフォーム「CONNECTO」
無料コンテンツ公開中

最新記事