自動車世界大手4社の炭素排出、中国での基準未達成が欧米上回る

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

新華社短信

自動車世界大手4社の炭素排出、中国での基準未達成が欧米上回る

原文はこちら

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

【新華社北京10月5日】国際環境NGOグリーンピースはこのほど、独フォルクスワーゲン(VW)、韓国の現代・起亜(ヒュンダイ・キア)、日本のトヨタ、ホンダの自動車世界大手4社の中国、米国、欧州連合(EU)における二酸化炭素(CO2)排出上限値の達成状況をまとめたリポートを発表した。4社の中国における未達成状況はEUや米国を上回った。

中国は現時点で、乗用車メーカーに対しCO2排出基準を明確に規定していないため、リポートは中国の各乗用車メーカーの平均燃料消費基準達成値を燃料の経済性とCO2転換係数に転換し排出上限値を設定した。

リポートは、販売台数や市場カバー率、ブランド影響力などの総合的評価に基づき、4社の中国での平均燃料消費量達成状況(2016~20年)、EUでの乗用車CO2排出基準達成状況(2016~19年)、米国での軽自動車温室効果ガス排出基準達成状況(2017~19年)のデータを整理し、4社の3地域での排出状況と影響要素をまとめた。

4社のうち、16~20年に中国での基準未達成が最も多かったのはトヨタで5回、ホンダとヒュンダイ・キアは3回、VWは2回だった。4社の中国合弁企業9社のうち、7社は16年に乗用車企業の燃料消費基準を達成したが、20年はいずれも未達成だった。これは自動車メーカーの燃料効率が、厳格化が続く中国の基準に追い付いていないことを示している。

原文はこちら

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録