欧州EVシフト加速、BEVシェア20%に 中国勢の販売台数増加

欧州自動車市場では今年1~5月、電気自動車(EV)シフトが明らかに加速した。欧州自動車工業会(ACEA)がこのほど発表した1~5月の欧州連合(EU)の新車販売台数は前年同期比4%増え、うち純電気自動車(BEV)の市場シェアは20%に達し、前年同期の15.3%を大幅に上回った。BEV販売台数に最も貢献したのはイタリア、フランス、ドイツの3カ国で、合計で全体の63%を占めた。これら3カ国のBEV販売台数の前年同期比伸び率はそれぞれ75.7%、55.4%、40.9%となった。

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ハイブリッド車(HV)の市場シェアは37.8%で、引き続きEUの消費者に最も選ばれるタイプとなった。プラグインハイブリッド車(PHV)のシェアは9.7%、ガソリン車とディーゼル車は合計で30.1%と、前年同期の38%から縮小した。

欧州EV市場の全体的な拡大を受けて、中国自動車メーカーの販売も好調だった。ACEAによると、中国自動車大手の吉利汽車集団(Geely Auto Group)傘下ブランドの1~5月のEUでの販売台数は12万4000台を超え、米フォードの10万8000台を超えた。「名爵(MG)」ブランドを展開する上海汽車集団は10万台を超え、12.2%増加した。比亜迪(BYD)は9万9000台で、2.6倍の大幅増となった。奇瑞控股集団の販売台数は3.7倍、欧米自動車大手ステランティスと深い協力関係にある浙江零跑科技(Leap Motor)は6.3倍にそれぞれ増加した。

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こうした実績は中国メーカーが過去数年にわたり、欧州市場を深耕してきたという土台の上に成り立っている。米S&Pグローバルモビリティーの報告書によると、25年の西欧・中欧での中国メーカーの販売台数上位3社は上海汽車、BYD、奇瑞で、乗用車登録台数は合わせて61万7600台に上った。市場の参入障壁に対応するため、中国メーカーは現地化推進を加速し、欧州で販売される自動車の現地生産比率を引き上げている。

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S&Pグローバル・モビリティーは、30年までに西欧と中欧での中国メーカー上位3社による販売台数が合計117万7000台近く、上位10社では158万4000台を超えると予測した。また、中国EVの欧州での未来は、現地生産能力の成長にかかっているとの認識も示した。【新華社パリ】

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