BYD、上半期は減収減益 海外売上が初めて中国国内を上回る

中国自動車大手の比亜迪(BYD) は8月28日、2026年1~6月の決算を発表した。売上高は前年同期比7%減の3448億元(約8兆2800億円)、親会社の株主に帰属する純利益は20.5%減の123億元(約3000億円)だった。うち、自動車・関連製品事業の売上高が9%減少したほか、為替変動による損失も利益を圧迫した。一方、全体の売上総利益率は18.85%に上昇した。

海外市場は引き続き成長をリードしている。1~6月の新エネルギー車(NEV)販売台数は180万8500台。うち輸出台数は前年同期比67.8%増の79万2000台だった。6月単月の海外販売は17万4897台に達し、過去最高を更新した。また、海外での売上高は前年同期比34%増の1813億元(約4兆3500億円)となり、全体の約53%を占め、初めて中国本土での売上高を上回った。BYDは今年の海外販売目標について、年初の150万台から170万~180万台へ引き上げたという。

高級車市場への展開も加速している。高級オフロードブランド「方程豹(Fangchengbao)」高級EV「騰勢(Denza)」高級セダン「仰望(Yangwang)」の3ブランドは、上半期に前年同期比61%増の合計22万8000台を販売、全販売台数に占める割合も12.8%に上昇した。

四半期ベースでは収益性に改善がみられた。4~6月期の売上高は前年同期比3.2%減の約1946億元(約4兆6700億円)だった一方、親会社株主に帰属する純利益は30%増の約82億元(約2000億円)となった。四半期での純利益が前年同期比で増加するのは5四半期ぶり。売上総利益率も18.9%に上昇し、近1年で最高となった。

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ただし、自動車の販売価格は引き続き圧力に直面している。市場の試算によると、4~6月期の1台当たり平均販売価格は約13万6000元(約330万円)で、1~3月期から約2万4000元(約58万円)低下した。製品構成の変化や旧モデルの値引き販売などが主な要因とみられる。同時に、生産規模の拡大によるコスト削減効果や技術面でのコスト低減が収益を下支えし、販売価格の低下や原材料価格上昇の影響を一部相殺した。4~6月期の自動車事業の売上総利益率は約23%と市場予想を上回った。1台当たりのコストは前四半期から約1万8000元(約43万円)低下して10万5000元(約250万円)となり、1台当たり純利益は約7200元(約17万円)と、前四半期から約1400元(約3万4000円)増加した。

「売るほど赤字⋯」中国自動車業界、利益率3.2%に低下

*1元=約24円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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