外骨格ロボット6万〜10万台出荷へ 中国「RoboCT」が数十億円調達
中国の外骨格ロボットメーカー「程天科技(RoboCT)」がこのほど、シリーズBの追加ラウンドで数億元(数十億円)規模の資金を調達した。本ラウンドは農銀資本(ABC Capital Management)が主導し、匯川産投(Inovance Investment )や杭州資本(Hanzhou Capital)も参加した。調達した資金は、消費者向け外骨格ロボットのグローバル展開、AI技術の研究開発、およびブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI)関連新製品の登録などに重点的に充てられる。
2017年に設立された程天科技は、包括的な製品ラインナップを構築してきた。要介護者や高齢者のリハビリや移動支援のみならず、産業現場やトレッキング、登山といったアウトドアシーンでの身体補助)など、多岐にわたるソリューションを提供している。また、トップクラスの医療機関との提携を通じ、神経インターフェースと外骨格を組み合わせた協調治療の臨床研究を推進しており、多くの患者が歩行能力を取り戻すための支援に注力している。
程天科技は海外展開を加速させるため、新グローバルブランド「Ascentiz」を立ち上げ、米クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で公開後、わずか45日で3000人以上の支援を集め、調達額は250万ドル(約4億円)を突破した。このAscentizは、世界初のモジュール式設計を採用したウェアラブル外骨格ロボットであり、開発者モードや高度なカスタマイズ設定に加え、仮想現実(VR)やAIなどの拡張インターフェースを備えるなど、ハードウエアとサービスを統合する能力を磨き上げている。
同社は2026年の出荷台数が6万~10万台に達するとの見通しを示している。サプライチェーンの成熟とAIアルゴリズムの発展により、外骨格は単なる機能的な機器を超え、汎用的な「フィジカル・パートナー」へと進化していくだろう。

*1元=約23円、1ドル=約159円で計算しています。
(36kr Japan編集部)